20世紀西洋人名事典 「ドリス・M.レッシング」の解説
ドリス・M. レッシング
Doris May Lessing
1919 -
英国の作家。
ケアマンシャー(ペルシア・現イラン)生まれ。
1924〜49年入植する両親と共に南ローデシアに移住。14歳まで学校教育を受けた。’39年をはじめ二度結婚するが、いずれも離婚。’49年渡英し、’54年長編小説「草は歌っている」でデビュー、サマセット・モーム賞を受賞する。以来、社会参加・女性解放をテーマに作品を描き、’62年発表の「黄金のノート」ではフェミニストの名を獲得。ほかの著書に、五部作「暴力の子供たち」(’52〜69年)、「善良なテロリスト」(’86年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報