なあ・る
- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 「なはる」の変化した語。敬語の補助動詞として用いる。
- [初出の実例]「今江戸から帰(けへり)なあったから、茶づけをくって居なせへす」(出典:洒落本・美地の蛎殻(1779))
なあるの補助注記
さらに「なる」に変化したものがある。
なある
- 〘 感動詞 〙 ( 「なあるほど(成程)」の略 ) 感心した時などに発することば。なる。
- [初出の実例]「ふところより、〈略〉めがねをいだし、成程(ナアル)、フム」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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