ナジュラーン(その他表記)Najrān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナジュラーン」の意味・わかりやすい解説

ナジュラーン
Najrān

サウジアラビア南西部,アシール地方南部の町。イエメンとの国境に沿った,砂漠の中のオアシス土地肥沃で,ナツメヤシ穀物の生産が盛んであり,家畜の飼養も行われる。メッカリヤードからの高速道路南方終点にあたる。前 24年に,ローマ人が訪れ,500年から 635年までは,キリスト教徒の重要な居住地であった。サウジアラビアとイエメンとの間の,帰属をめぐる紛争の的であったが,1934年のターイフ条約で,サウジアラビアに譲渡された。人口約5万。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android