なぜ関節に水がたまるのか?(関節水症)(読み)なぜかんせつにみずがたまるのかかんせつすいしょう

家庭医学館の解説

なぜかんせつにみずがたまるのかかんせつすいしょう【なぜ関節に水がたまるのか?(関節水症)】

 正常な関節でも、潤滑のため少量の水(関節液)が存在しますが、せいぜい3mℓ程度です。関節液は、関節内の滑膜(かつまく)の血管から、分泌(ぶんぴつ)されたり吸収されたりしています。
 関節に炎症がおこると、この分泌と吸収のバランスがくずれて、必要以上に水がたまることになります。変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)、外傷、化膿性関節炎(かのうせいかんせつえん)、痛風(つうふう)、関節リウマチなどでよくみられます。
 水がたまる原因はさまざまですので、十分調べてもらうことがたいせつです。
「水を抜くとくせになる」という患者さんがいますが、水を抜く意義として、つぎの3つが考えられます。
①水がたまって高くなった関節内の圧を下げて、膝(ひざ)の動きをよくする。
②関節内の炎症をおこす化学物質やよごれを取り除く。
③関節液を調べて、含まれている菌や結晶などから、水がたまる原因を見つけることができる。
 ですから、ただ漫然と水を抜いてもらうのではなく、原因をしっかり調べることで、治療に生かしていくことがたいせつなのです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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