ナバリノの海戦(読み)なばりののかいせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナバリノの海戦」の意味・わかりやすい解説

ナバリノの海戦
なばりののかいせん

ギリシア独立戦争(1821~29)中に戦われた海戦(1827.10.20)。ギリシアを援助するコドリントンEdward Codrington(1770―1851)提督麾下(きか)のイギリス、フランス、ロシア三か国の連合艦隊が、ペロポネソス半島南西端の港町ナバリノNavarinoの沖合いで、イブラヒーム・パシャの率いるトルコ・エジプト連合艦隊を壊滅させた。この戦いにより、オスマン朝の海軍力は決定的な打撃を受け、ギリシアの民族自立運動の達成をみることとなった。

[豊田和二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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