ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナーラダ法典」の意味・わかりやすい解説 ナーラダ法典ナーラダほうてんNārada 古代インドの法律書。ナーラダという太古の聖仙の作とされるが,バラモンの著作で,『マヌ法典』のあとをうけ,宗教的義務,生活規範を除き,もっぱら法規定を記したもの。訴訟法や取引法などの記述が詳しく,現実の裁判規範として用いられることを意図した。著作年代は4~5世紀のグプタ朝時代と考えられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by