ナーン(英語表記)Nan

デジタル大辞泉 「ナーン」の意味・読み・例文・類語

ナーン(Nan)

タイ北部の町。チェンマイの東約200キロメートル、ナーン川沿いに位置する。15世紀頃にランナータイ王国の一部としてカーオ王国が支配。18世紀にビルマ系のナーン王国が実権を握り、豊富なチーク材により栄えた。かつての古い城壁の一部が残るほか、高さ55メートルの巨大な仏塔で知られるワットプラタートチェーヘーン、十字型の本堂をもつワットプーミンなどの仏教寺院がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナーン」の意味・わかりやすい解説

ナーン
Nan

タイ北部,ナーン県の県都。ルアンプラバン山脈のナーン川の谷にある。チーク材農産物取引が行われる。スコータイ朝期に建設された町で,チャーンガムウォーラウィハーン寺は,スリランカ様式を伝える。人口2万 3000 (1990推計) 。

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百科事典マイペディア 「ナーン」の意味・わかりやすい解説

ナーン

チャパーティー

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世界大百科事典(旧版)内のナーンの言及

【インド料理】より

…それぞれ,具を練りこんだり包んだりしたバリエーションも多い。そのほか,精白粉を発酵させてからタンドールで焼いた木の葉形のパンはナーンとよばれ,これらパン類を総称してローティーともよぶ。北インドでは米はご馳走としての性格が強く,具とともに炊きこんだプラオ,さらに豪華な具を入れてココナッツミルクで炊いたビリヤーニーなどは,祝いの宴には欠かせない。…

【パン】より

…チャパーティー利用圏はアフガニスタン,イランにも及んでいるが,チャパーティーに類似したものも多く,油で焼くパラタ,油で揚げるプウリーなども無発酵のものである。ナーンはインド以西,中東,北アフリカの地中海岸にかけて広く普及している。ナーンは,発酵したいわば薄パンで,一晩置いたドウの薄板を,高熱のカマドの側壁に貼って焼く。…

【ローティー】より

…北インドで作られるパンの総称。チャパーティーchapati,ナーンnan,プーリーpuriなどの代表的パンや,そのバリエーションを含む。なかでも最も広い地域で日常的に作られるのはチャパーティーで,レストランでローティーとだけ注文すればこれが出てくる。…

※「ナーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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