ニケフォルス1世(読み)ニケフォルスいっせい(その他表記)Nicephorus I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニケフォルス1世」の意味・わかりやすい解説

ニケフォルス1世
ニケフォルスいっせい
Nicephorus I

[生]? ゼロイキア
[没]811.7.26. プリスカ近郊?
ビザンチン皇帝 (在位 802~811) 。宮廷内の革命により退位した女帝イレネに代って,財務長官から皇帝に選出された。経済力の復興を目指し,税制の改革 (カプニコンと呼ばれる人頭税の徴収,税支払いの共同責任制の確立など) を実施。防衛力増強のためテマ制度バルカン半島マケドニア,ケファラニア,テッサロニカ,ドゥラキオンなどに新設。ブルガリア王クルムのセルディカ占領 (809) に対しては討伐軍を指揮し,クルム王の居城プリスカを1度は占領するが,クルム王の逆襲を受け,全軍敗れて,みずからも戦死

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