精選版 日本国語大辞典 「にて留」の意味・読み・例文・類語 にて‐どまり【にて留】 〘 名詞 〙 連歌や俳諧で一句の結びが「にて」という文字でとまるものの称。発句が「かな」でとまる時は、その第二句目の結びを「にて」でとめることを避けるのが、連歌以来の通説。にてどめ。[初出の実例]「にて留りに置く字、を・は・も・か・ら・ぬ・は、此の字を何れにても一つも二つも置かずして、にてとは不レ留也」(出典:連歌教訓(1582)) にて‐どめ【にて留】 〘 名詞 〙 =にてどまり(にて留)[初出の実例]「此(こ)のにて留・哉留(かなどめ)ひとしき故に発句の哉留の時はかならずにて留の第三をせぬと云ふ事也」(出典:俳諧・暁山集(1700)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by