ニトロソベンゼン

化学辞典 第2版 「ニトロソベンゼン」の解説

ニトロソベンゼン
ニトロソベンゼン
nitrosobenzene

C6H5NO(107.11).フェニルヒドロキシルアミンを硫酸中,二クロム酸ナトリウムで酸化すると得られる.無色結晶.融点68~69 ℃,沸点57~59 ℃(24 kPa).揮発性で,リグロインなど通常有機溶媒に溶けて青緑色を呈する.不安定な化合物で,暗室中でも徐々に分解する.濃硫酸により二量化して,フェニル(4-ニトロソフェニル)ヒドロキシルアミンになる.[CAS 586-96-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む