ニュートンの抵抗法則(読み)ニュートンのていこうほうそく(英語表記)Newton's law of resistance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニュートンの抵抗法則」の意味・わかりやすい解説

ニュートンの抵抗法則
ニュートンのていこうほうそく
Newton's law of resistance

流体中を物体が運動するとき,物体には抵抗が働くが,物体の速度が比較的大きい場合には,抵抗の大きさ D は速度 U の 2乗に比例し, (CD定数,ρ は流体の密度,S は物体の基準となる面積) で表される。これをニュートンの抵抗法則という。物体が球の場合,この法則はレイノルズ数 R=2ρaU/μ (a は球の半径,μ は流体の粘性率) の値が 103~105 の広い範囲において成立し,CD=0.4~0.5 である。

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