日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニーチョーピング」の意味・わかりやすい解説 ニーチョーピングにーちょーぴんぐNyköping スウェーデン中部、スベアランド地方の工業都市。人口は4万9273(2001)。バルト海に面した良港をもち、オートバイ(サーブスカニア)、洗剤、計器、航空機部品、ステンレス製品、家具、乳製品などの工業が立地する。中世以来、貿易港として重視され、城塁が築かれて国防の一端を担ってきた。1719年ロシアの攻撃を受けて市の大半は破壊された。第二次世界大戦後は工業の発展で港湾都市より工業都市へと変身した。古城、聖ニコライ教会がある。郊外に原子力研究所がある。[中島香子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例