現代外国人名録2016 「ニールズグッチョウ」の解説
ニールズ グッチョウ
Niels Gutschow
- 職業・肩書
- 建築史家,修復建築家 ハイデルベルク大学先端研究拠点教授
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1941年
- 出生地
- ハンブルク
- 学歴
- ダルムシュタット工科大学建築学科〔1970年〕卒
- 学位
- 博士号(ダルムシュタット工科大学)〔1973年〕
- 受賞
- 福岡アジア文化賞(芸術・文化賞,第22回)〔2011年〕
- 経歴
- 1962〜63年日本に滞在し、犬山城や高野山金剛峯寺不動堂の再建現場で大工見習いとして修業。’70年ダルムシュタット工科大学建築学科を卒業し、’73年日本の城下町に関する論文で同大より博士号を取得。歴史的建造物の保存・修復・再生の専門家として活躍する傍ら、建築と都市に関する比較研究に従事。黎明期のカトマンズ盆地の古都保存事業に携わり、バクタプール、カトマンズ、パタンの3つの古都におけるヒンドゥー教と仏教の建造物群は、’79年アジア初のユネスコ世界遺産に登録された。宗教儀礼や建築構法・細部意匠の分析と理解に立つ修復方法論は、建築史学のみならず宗教学、文化人類学までも包摂し、アジア各国に影響を与えた。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報