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のし梅

デジタル大辞泉プラスの解説

のし梅

茨城県水戸市の郷土菓子。梅肉ゼリーを竹皮ではさんだもの。偕楽園の梅に因む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

のし梅
のしうめ

寒天を溶かし、梅肉のエキスと砂糖を加えて練り、流し固めた菓子。山形市、茨城県水戸市、神奈川県小田原市、静岡県熱海(あたみ)市などの名物。歴史は山形市佐藤屋のものが古く、文政(ぶんせい)年間(1818~1830)に、初代松兵衛が熟した梅の実をすりつぶして裏漉(うらご)しにかけ、砂糖、寒天を混ぜて金玉かんのような菓子をこしらえ、梅かんと銘打って売り出した。しかし用いられた砂糖は黒糖であったから、だれも梅かんとはいわず、黒膏薬(こうやく)といって買いにきたという。白砂糖を使ってべっこう色ののし梅に変えたのは慶応(けいおう)年間(1865~1868)であった。各地方とも短冊(たんざく)型に切ったのし梅の甘酸っぱい風味はほぼ同じだが、小田原、湯河原(神奈川県)、熱海などには、のし梅を拍子木形に切り、ケシ粒を散らした製品もある。[沢 史生]

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