竹皮(読み)タケカワ

デジタル大辞泉 「竹皮」の意味・読み・例文・類語

たけ‐かわ〔‐かは〕【竹皮】

竹の皮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「竹皮」の意味・読み・例文・類語

たけ‐かわ‥かは【竹皮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たけのかわ(竹皮)
    1. [初出の実例]「妻といふ者を人生の旅をする時腰へ垂下げる竹皮(タケカハ)の焼握飯位に考へておった」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵電影)
  3. たけのかわがさ(竹皮笠)
    1. [初出の実例]「戴竹皮朝衣仙洞也」(出典:勘仲記‐弘安二年(1279)八月一八日)

たけ‐の‐かわ‥かは【竹皮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 竹の幹の外側部分。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
  3. (たけのこ)を包んでいる鱗片状の皮。生長するに従って自然に脱落する。食物を包んだり、裂いて笠や草履(ぞうり)などを作ったりするのに用いる。たけかわ。たけのこの皮。たかんなの皮。《 季語・夏 》 〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「馬の荷物のさはる干もの〈沾圃〉 竹の皮雪踏に替へる夏の来て〈石菊〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)下)

ちく‐ひ【竹皮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 竹の皮。〔白居易‐小台詩〕
  3. 虎・豹の毛皮

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