のぼり猿(読み)のぼりざる

事典 日本の地域ブランド・名産品 「のぼり猿」の解説

のぼり猿[人形・玩具]
のぼりざる

九州・沖縄地方、宮崎県の地域ブランド。
延岡市で製作されている。江戸時代に延岡藩士の妻たちの手内職としてつくられ始めたといわれる郷土玩具張り子の猿は子どもの立身出世・無病息災五穀豊穣を願ったもので、端午節句に鯉のぼりと一緒に揚げられていた。風を受けて竿を上下動する姿が愛らしい。宮崎県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「のぼり猿」の解説

のぼり猿

宮崎県延岡市の郷土玩具。張子サル菖蒲の絵の幟にぶら下がった姿の仕掛け人形で、風を受けるとサルが竿を伝い幟を登っていく。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android