ノルウィト(英語表記)Norwid, Cyprian Kamil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノルウィト」の意味・わかりやすい解説

ノルウィト
Norwid, Cyprian Kamil

[生]1821.9.24. ラジーミン,ラスコウォ=グウヘ
[没]1883.5.22. パリ
ポーランドの詩人,作家。彫刻,絵画などの作品も残した。 1840年に詩人としてデビュー。 42年からイタリアで絵画,彫刻を学び,その後ベルリンブリュッセルに学んで 48年再びローマに戻り,翌年パリに移ったが,貧窮のうちに施療院で死亡。その詩は独創性に富み,難解であったため理解されなかったが,20世紀になってきわめて芸術性の高い抒情詩と評価されるようになった。主著,審美論『プロメティディオン』 Promethidion (1851) ,『詩集』 Poezje (63) ,散文『黒い花と白い花』 Czarne kwiaty i Białe kwiaty (56~57) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android