20世紀西洋人名事典 「ノーマンベチューン」の解説
ノーマン ベチューン
Noman Bethune
1890 - 1939
カナダの外科医。
医学顧問。
オンタリオ州トロント生まれ。
Henry Norman Bethune,中国名白求恩。
軍医として第一次大戦に参戦。復員後小児科医となるが、後に胸部外科を専攻。1936年スペイン戦争に人民戦線側の軍医として参加し、戦時下における世界最初の試みである輸血の組織化で、多くの共和軍兵士の生命を救う。’38年アメリカ中国救援協会より、中国に派遣され、医学顧問および紅軍医長として従軍し、前線での治療、病院建設、医師・看護婦の養成に大きな貢献をした。彼が創始した医学校、病院はノーマン・ベチューン国際平和病院となる。’72年カナダ政府により「国際的、歴史的に重要な」カナダ人に指定された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報