ノールトベイク宣言(読み)ノールトベイクせんげん(その他表記)The Noordwijk Declaration on Climate Change

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノールトベイク宣言」の意味・わかりやすい解説

ノールトベイク宣言
ノールトベイクせんげん
The Noordwijk Declaration on Climate Change

地球温暖化問題に対する国際的取り組みの推進を目的とした宣言。1989年11月にオランダのハーグ近郊ノールトベイクにおいて 68ヵ国の参加のもとに開催された「大気汚染と気候変動に関する閣僚会議」で採択された。(1) 二酸化炭素 CO2などの温室効果ガスの排出を安定化させる必要性と,先進国が率先してその達成に取り組むことについて合意し,その具体的な目標水準について気候変動に関する政府間パネル IPCCで検討を行なうこと,(2) 世界の森林減少(→森林破壊)に歯止めをかけ,21世紀の初めには世界の森林面積を年間 1200万ha純増させることを暫定目標とし,その実現可能性について IPCCで検討すること,(3) 発展途上国における対策の支援のために資金供給の拡大や新たな仕組みを検討すること,(4) 気候変動枠組条約を遅くとも 1992年までに締結するよう目指すことなど,地球温暖化対策の方向を決める重要な内容が盛り込まれた。

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