日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハイビユ」の意味・わかりやすい解説 ハイビユはいびゆ / 這莧[学] Amaranthus deflexus L. ヒユ科(APG分類:ヒユ科)の一年草。茎は著しく分枝し、斜め上または地に伏して伸び、高さ10~30センチメートルで、軟毛がある。葉は小形で、卵状または狭卵状三角形。8~11月、短穂状の花序を頂生する。花被片(かひへん)は2、3枚で長さ2ミリメートル、包葉は狭卵形で長さ1ミリメートル、胞果は花被片の1.5倍、滑らかである。ヨーロッパ、北アメリカ、北アフリカに分布し、本州から九州に帰化している。[小林純子 2021年2月17日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例