20世紀西洋人名事典 「ハインツグデーリアン」の解説
ハインツ グデーリアン
Heinz Guderian
1888 - 1954
ドイツの軍人。
元・ドイツ陸軍上級大将。
クルム(プロイセン、現ポーランドのヘウムノ)生まれ。
1907年陸軍士官学校を卒業し、陸軍大学校に進む。第一次世界大戦に歩兵・通信将校として従軍後、装甲部隊の運用理論を研究し、編成に奔走した。第二次大戦中ポーランド、フランスで装甲軍団を率いて「電撃戦」を指揮する。’41年12月モスクワ攻撃で敗退し司令官を罷免。’43年装甲軍総監に起用される。’44年7月陸軍参謀総長を兼ね、降伏直前まで東部戦線の対ソ連軍作戦を指導したが、’45年ヒトラーにより最終的に罷免される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報