改訂新版 世界大百科事典 「ヘウムノ」の意味・わかりやすい解説 ヘウムノChełmno ポーランド中北部,トルン県の都市。人口2万2000(1995)。ビスワ川中流右岸に発達する商工業都市で,周辺の農業地域の中心地の一つ。10世紀に城塞を築いた古い歴史をもつが,1231年にドイツ騎士修道会が都市建設を開始して発展し,14世紀には重要な手工業と商業の中心地となり,ハンザ同盟に加盟した。1466年,プロイセンからポーランドに返還されたが,1772年から1920年までは再びプロイセン領となった。主要工業として医療機器・機械部品・家具・タイル・ビール工業などがあり,また観光地としても知られる。執筆者:山本 茂 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘウムノ」の意味・わかりやすい解説 ヘウムノChełmno ポーランド北部,クヤフスコ・ポモルスキェ県の都市。ドイツ語ではクルム Kulm。ビドゴシュチの北東約 40kmのウィスワ川右岸に位置する。 10世紀の要塞。 1230年からドイツ騎士団の本拠地の一つ。 14世紀ハンザ同盟に加わり繁栄。 1466年ポーランド領となったが,1772年プロシア領となり,1920年返還された。煉瓦,家具などの製造業が行なわれる。多くの中世の遺跡があり,観光地としても有名。人口約 10万。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by