はやり正月(読み)はやりしょうがつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「はやり正月」の意味・わかりやすい解説

はやり正月
はやりしょうがつ

天変地異や災害の多い年に、もう一度正月と同じように門松を立てたり年越しの飲食をしたりして、悪い年を早く終えて早く翌年を迎えようとする呪術(じゅじゅつ)的行事。取越し正月、年取り直しともいう。2月1日や6月1日に行うことが多い。のちには若者たちが、休日を要求するために区長の家にひそかに門松を立てたりした。惣(そう)休み、遊び日という地方もある。厄年のときにも年齢をごまかすために同様の呪法がある。

[井之口章次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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