休み(読み)ヤスミ

デジタル大辞泉 「休み」の意味・読み・例文・類語

やすみ【休み】

休むこと。休息。「食後休み
休む時間・日・期間。「昼休み」「祝日は会社が休みになる」
欠勤・欠席すること。「無断休みをとる」
寝ること。就寝
「夜の―を知らせる鐘が鳴り渡って」〈藤村破戒
蚕が、脱皮前しばらくの間、桑の葉を食べずに静止すること。眠り。みん
斎宮さいぐう忌詞いみことばで、病気をいう。→お休み
[下接語]休み休みしょく休みずる休み中休み夏休み春休み一休み昼休み冬休み
[類語](1休憩休息休養安息/(2休日休暇ホリデーバケーションバカンス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「休み」の意味・読み・例文・類語

やすみ【休・息】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「やすむ(休)」の連用形の名詞化 )
  2. やすむこと。やすまり。休憩。休息。
    1. [初出の実例]「そのよはひめ君のぼらず。やすみの日といふなり」(出典:満佐須計装束抄(1184)一)
  3. 休む期間、時。休暇、休業、欠勤など。
    1. [初出の実例]「涼湯(ゆざめ)のせぬ間に今一編と、〈略〉休(ヤスミ)の翌(あした)を俟ごとく御懇望頻也」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)
  4. 寝ること。就寝。
    1. [初出の実例]「夜の休息(ヤスミ)を知らせる鐘が鳴り渡って」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉四)
  5. 蚕が脱皮する前、しばらくの間、桑の葉を食べずに動作を静止すること。ねむり。みん。
  6. 斎宮(さいぐう)の忌詞(いみことば)で、病気をいう。
    1. [初出の実例]「齢も老い、身の安(やすミ)も有に依て、令退出る代に」(出典:類聚国史‐五・賀茂斎院・天長八年(831)一二月八日・宣命)

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