つり掛け用の穴あき板。鉤(かぎ)形をしたはめ込みをもっており、金具類を自由に取り付けたり、取り外したりできる。台所や洗面所などの壁にセットし、手拭(てぬぐい)掛けやコップ掛けを取り付けるのに用いる。
ボードは一般に、厚さ5~6ミリメートル程度の繊維板の片面に、耐水用および装飾のためにラッカー仕上げが施されており、約2.5~3センチメートルピッチで縦横に直径5ミリメートルの穴があけられている。サイズはいろいろあるが、大きいものを必要な大きさに切って使うこともできる。取り付ける壁とボードとの間には10ミリメートルほどの間隔が必要であり、たとえば、コンクリート壁には接着剤を用いるというように、壁材にあった取り付け方法を用いてセットする。取り付け金具にもさまざまな種類があり、いずれも付け替えが簡単なので、子供部屋などにも適している。
[中村 仁]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...