1986年に登録された世界遺産(文化遺産)で、インド最大の都市ムンバイ(旧称ボンベイ)の南東に位置する。14世紀、南下するイスラム勢力に対抗するため、南インドに興ったヴィジャヤナガラ王国(1336~1649年)の首都が現在のハンピで、当時はヴィジャヤナガラ(勝利の都)と呼ばれ、50万の人口を擁する大都市として栄えた。しかし、1565年、ムガル帝国のイスラム軍に敗れ、町は廃墟となって多くのヒンドゥー教寺院が残された。遺跡は現在発掘中だが、面積が広大なため、発掘されたのはまだ一部である。このような、貴重な遺跡であることが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はGroup of Monuments at Hampi