ハーラル4世(読み)ハーラルよんせい(その他表記)Harald IV Gille

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハーラル4世」の意味・わかりやすい解説

ハーラル4世
ハーラルよんせい
Harald IV Gille

[生]1103頃.アイルランド
[没]1136. ノルウェー
ノルウェー王 (在位 1130~36) 。先王マグヌス2世 (裸足王) の庶子を名のり,ノルウェー王シーグル1世 (エルサレム巡礼者王) に王位を要求。シーグル1世の兄弟であることが承認されたため,そのかわりにシーグル1世と彼の息子マグヌス (のちのマグヌス3世盲目王〉) の生存中王位を要求しないことを約したが,シーグル死後約束を破り,王位を宣言。マグヌス3世とともに3年間の共同統治ののち,戦争状態に入り,一度は敗れた (34) が,デンマーク王エーリック2世の援助を得てマグヌスを破り,捕えて盲目にした (35) 。しかし翌年マグヌス3世の子と称するシーグル・スレムビイに暗殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android