バイルシュタイン試験(読み)バイルシュタインシケン

デジタル大辞泉 「バイルシュタイン試験」の意味・読み・例文・類語

バイルシュタイン‐しけん【バイルシュタイン試験】

バイルシュタイン反応

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「バイルシュタイン試験」の解説

バイルシュタイン試験
バイルシュタインシケン
Beilstein test

ハロゲンを含む有機化合物酸化銅(Ⅱ)と加熱燃焼させると,ハロゲン化銅(Ⅱ)を生じ,炎のなかで銅に特有な緑色ないし緑青色の炎色反応を示す.この反応を利用して有機化合物中のハロゲンを検出する試験普通銅線の先を焼いて酸化銅(Ⅱ)にし,これに試料をのせて燃焼させて行う.キノリノール,ピリジン誘導体,チオ尿素なども銅の炎色反応を示すので注意が必要である.フッ素を含む有機化合物は炎色反応を示さない.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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