ハロゲンを含む有機化合物を酸化銅(Ⅱ)と加熱燃焼させると,ハロゲン化銅(Ⅱ)を生じ,炎のなかで銅に特有な緑色ないし緑青色の炎色反応を示す.この反応を利用して有機化合物中のハロゲンを検出する試験.普通,銅線の先を焼いて酸化銅(Ⅱ)にし,これに試料をのせて燃焼させて行う.キノリノール,ピリジン誘導体,チオ尿素なども銅の炎色反応を示すので注意が必要である.フッ素を含む有機化合物は炎色反応を示さない.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...