バオバブパウダー(読み)ばおばぶぱうだー(その他表記)Baobab powder

知恵蔵mini 「バオバブパウダー」の解説

バオバブパウダー

アフリカを始め乾燥した亜熱帯~熱帯地域に分布している「バオバブの木」の実をパウダー状にしたもの。果肉は自然乾燥し、種子を包む白い粉状の固まりとなる。ビタミンC・カリウム・カルシウムポリフェノールアミノ酸食物繊維などの栄養素を豊富に含み、ほのかに甘く少しの酸味苦味がある。現地の人々には古くから食品や薬として用いられてきており、エジプトでは16世紀前半から流通していたとされる。2008年7月に欧州委員会が有効性と安全性のある「ノベルフード」の認証をバオバブに与えて以降、欧米で広まり、料理やドリンクにも活用しやすいバオバブパウダーが販売されるようになった。

(2015-6-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android