現代外国人名録2016 の解説
バハルディン・ユスフ ハビビ
Bachruddin Jusuf Habibie
- 職業・肩書
- 政治家,実業家 ハビビ・センター設立者 元インドネシア大統領
- 国籍
- インドネシア
- 生年月日
- 1936年6月25日
- 出生地
- 南スラウェシ州パレパレ
- 学歴
- バンドン工科大学中退,アーヘン大学(西ドイツ)航空工学専攻〔1960年〕卒
- 学位
- 工学博士
- 経歴
- 1960年アーヘン大学助手を経て、’69年メッサーシュミット社(航空機製造会社)に入社。’69年同社副社長兼技術部長。’74年スハルト大統領に請われ帰国、プルタミナ社航空部長、’76年ヌルタニオ社社長兼大統領顧問(技術・航空担当)。’78年よりスハルト政権下で科学技術担当国務相を務めるなどインドネシアの国家技術開発の中心人物として、航空機・造船・兵器産業・バタム島開発など野心的なプロジェクトを推進した。バタム島開発公社総裁、国防会議議長、戦略産業庁長官、国営航空機会社会長なども兼務。’90年インドネシア・イスラム知識人連盟総裁。’98年3月副大統領を経て、同年5月スハルト大統領辞任により、第3代大統領に就任。’99年4月東ティモール問題について、同年8月に独立を問う直接投票を実施することを発表。同年10月大統領選立候補の断念を表明し、退任。2000年5月民主主義と人権の確立を目指す非政府組織(NGO)・ハビビ・センターを設立。科学技術とイスラム信仰の調和を訴える。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報