バラスト水管理条約(読み)バラストスイカンリジョウヤク

デジタル大辞泉 「バラスト水管理条約」の意味・読み・例文・類語

バラストすいかんり‐じょうやく〔‐スイクワンリデウヤク〕【バラスト水管理条約】

船体を安定させるために注入されるバラスト水を介し、生物病原菌が異なる海域で排出され、生態系などに悪影響を及ぼすことを防ぐことを目的とする国際条約。2004年に国際海事機関IMO)で採択。2017年9月発効。バラスト水の交換を入港前に沖合で行うことや、2009年以降に建造される船舶にはバラスト水の処理装置設置が義務付けられている。バラスト水条約バラスト水規制条約。正式名称は、2004年の船舶のバラスト水及び沈殿物規制及び管理のための国際条約。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android