ばりばりの木(読み)バリバリノキ

デジタル大辞泉 「ばりばりの木」の意味・読み・例文・類語

ばりばり‐の‐き【ばりばりの木】

[副]クスノキ科の常緑高木。暖地にみられ、山地自生。葉は細長く、先が尾状にとがり、革質雌雄異株で、8月ごろ淡黄緑色の雄花雌花とをつけ、実は冬を越してから黒く熟す。あおかごのき。

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精選版 日本国語大辞典 「ばりばりの木」の意味・読み・例文・類語

ばりばり‐の‐き【ばりばり‐の木】

  1. 〘 名詞 〙 クスノキ科の常緑高木。本州の関東以南・四国九州・沖縄の暖地の山に生える。高さ一三メートルに達する。枝はなめらかで太く、まばらに分枝する。葉は互生し柄があり、披針形で先は尾状にとがり、長さ二〇センチメートル内外、薄い革質。雌雄異株。秋、淡黄緑色の花が葉腋の短軸上に小球状に密集してつく。実は楕円形で、冬を越してから黒熟する。硬質の葉がふれあう時の音に基づく名という。あおかごのき。あおがし。〔物品識名拾遺(1825)〕

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