バルラン=ルコント(その他表記)Valleran-Lecomte

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルラン=ルコント」の意味・わかりやすい解説

バルラン=ルコント
Valleran-Lecomte

[生]1590頃
[没]1613頃
フランスの俳優。ネムール侯の従僕から俳優となり,1592年頃ボルドーで活躍パリへ出て 99年「王の俳優たち」の称号を得て,初めてオテル・ド・ブルゴーニュ契約を結び A.アルディの作品を演じて評判をとった。のちのブルゴーニュ座の「王の大俳優たち」の礎を築いた。

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世界大百科事典(旧版)内のバルラン=ルコントの言及

【ブルゴーニュ座】より

…聖史劇の上演禁止に伴い非宗教劇を上演していたが,客の入りが悪く,16世紀末地方劇団にこの劇場を賃貸し始めた。こうしてバルラン・ル・コントValleran Le Comteの率いる〈国王付き劇団〉などが使用し,A.アルディ,J.ロトルー,J.メレらの劇作品を初演した。1634年に競争相手のマレー座Théâtre du Maraisが創設され,P.コルネイユの作品がモンドリーMon(t)dory(1594‐1653)率いる一座によって上演されるまで劇界に君臨した。…

※「バルラン=ルコント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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