山川 世界史小辞典 改訂新版 「バーザール」の解説
バーザール
bāzār
イスラーム世界の市場の通称。アラビア語ではスーク。定期市と常設市場とがある。イスタンブルやイスファハーンなどの大都市では広場,キャラヴァンサライと一体となった大規模なバーザールが交易の中心として栄えた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
イスラーム世界の市場の通称。アラビア語ではスーク。定期市と常設市場とがある。イスタンブルやイスファハーンなどの大都市では広場,キャラヴァンサライと一体となった大規模なバーザールが交易の中心として栄えた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…中庭にモスクを備えた例もある。(8)市場(バーザールbāzār,スークsūq)と浴場(ハンマームḥammām) 市場は,特定のプランをもたないが,通常,ボールトを架けた道路の両側に店舗を連ねたものである。モスク,マドラサ,公衆浴場,キャラバンサライなどがこれに隣接する場合が多い。…
…さらに近代社会の市場原理に基づく経済と貨幣経済の侵入は,部族的社会を統合してきた互酬・再分配の原理とそれらの伝統的市で用いられた〈特定目的のための貨幣〉が担っていた社会的意味をつきくずし,とり結ばれていた社会関係に動揺を与えるようになった。【藤井 せい子】
【イスラム社会】
イスラム世界において市はバーザールbāzārという名称で一般に呼ばれている。この語はペルシア語で,日本では慣用でバザールといい,アラビア語のスークsūqに相当する。…
…すなわち泉性オアシスなどの孤立的なオアシスに集落が存在する場合には,農鍛冶,農具大工などの職種は不可欠である。また,このような第2次産業は,オアシスの規模が増し,人口数が増えるにつれてその重要性も拡大,多様化し,いわゆるオアシス都市となれば,バーザール(スーク,市)の一角に,鍛冶屋,いかけ屋,家具屋,仕立屋などの製造販売業者が店を構え,都市および周辺の〈むら〉の住民の必要にこたえている。 オアシス都市を強く特徴づける機能は,商業・交通運輸業などの第3次産業である。…
…近代以前は現在のように上下水道の設備が整っていなかったので,仕事の性質上,多量の水を必要とする染色工の仕事場,工房は川の近くか,水の便に都合のよい運河付近につくられた。イランのイスファハーンのザーヤンデルード川に近いバーザール(市)の工房群がそのよい例である。染めの仕事は,基本的には顧客(これには織工も当然のことながら入る)の注文を待って始めるのがふつうである。…
※「バーザール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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