ドイツ中部、ヘッセン州の温泉保養都市。人口5万2800(2000)。タウヌス山地東麓(とうろく)、標高200メートルほどにあり、ローマ時代から知られるナトリウム泉は内臓・循環器疾患に効く。市街地は、緑地の多い温泉地区、ヘッセン・ホンブルク公の城館(1680~1866居住)を核とする旧市街、17世紀に宗教戦争の結果フランスから亡命した新教徒(ユグノー)たちが居住した新市街、これらを囲む一般住宅地からなり、商工業の発達するライン・マイン地方の住宅都市の機能ももつ。工業では、伝統的な靴下・帽子製造業に特色がある。近くのタウヌス山中には、ローマ帝国の辺境防塁リーメスLimesとザールブルク砦(とりで)が復原されている。
[朝野洋一]
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