20世紀西洋人名事典 の解説
バートランド・アーサー・ウィリアム ラッセル
Bertrand Arthur William Russell
1872.5.18 - 1970.2.2
英国の数学者,哲学者,倫理学者,平和運動家。
ウェールズ地方トレック生まれ。
自由主義政治家として著名なジョン・ラッセルの孫として伯爵家に生まれ、ケンブリッジ大学で数学を、次いで哲学を学び、卒業後講師となる。ムーアの影響で観念論から実在主義へと転じ、師ホワイトヘッドと数学を記号理論に還元する共同研究で名著「数学原理」(1910年)を著す。社会問題にも関心が深く、第一次大戦の反戦運動で大学を追われ、第二次大戦後も平和運動を推進、’50年ノーベル文学賞受賞、’55年アインシュタインと共に原水爆禁止宣言、’63年バートランド・ラッセル平和財団を創設。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報