バーリナー(その他表記)Emile Berliner

改訂新版 世界大百科事典 「バーリナー」の意味・わかりやすい解説

バーリナー
Emile Berliner
生没年:1851-1929

アメリカの発明家,電気技術者。ハノーファーに生まれ,1870年プロイセンの圧制を逃れてアメリカに移住,ニューヨークとワシントンに住み,職を転々としながら生涯発明活動にささげた。77年接触抵抗型送話器(マイクロホン,1895特許),78年誘導コイル変圧器を発明,同年ベル社の機材監督官を務めた。87年には蓄音器(後の〈グラモフォン〉)を発明。このほか航空機用の軽量エンジンの発明(1908)もあり,息子のヘンリーHenry A.Berlinerは彼の指導ヘリコプター設計(1919)している。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 古川

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android