20世紀西洋人名事典 「パウル・フォンハイゼ」の解説
パウル・フォン ハイゼ
Paul von Heyse
1830 - 1914
ドイツの作家。
ベルリン生まれ。
ベルリン、ボンの大学で古典言語学を学び、22歳で学位を取得する。その後、スイスやイタリアで言語研究し、1854年ガイベルの招きでミュンヘンに移り、保守的詩人グループ「ミュンヘン派」の中心的存在となり、’55年「ララビアータ」で人気作家となる。多作の作家で詩や小説、戯曲などあらゆる分野で活躍し、短編小説理論「鷹の理論」を唱える。1884年シラー賞を受賞し、1910年ドイツ人として初のノーベル文学賞を受賞する。他の作品に「トレッピーの少女」(1858年)、「楽園にて」(1875年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報