最新 地学事典 「パシフィカ」の解説
パシフィカ
Pacifica
中生代初めころに南西太平洋にあったとされる仮想の大陸。環太平洋造山帯に衝突付加したと考えられる大陸片を,古地磁気や化石を用いてもとの位置に復元すると,ゴンドワナ大陸をつくっていたオーストラリアの東方に集まって,一つの大陸をつくると推定されることから提唱された。分裂した地塊がプレート運動に伴って移動し,環太平洋の各地域に衝突付加したために,もとの大陸は失われるとともに,環太平洋の大陸縁辺部に造山帯が形成されたと主張。参考文献:A.Nur et al.(1977) Nature, Vol.270
執筆者:斎藤 靖二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

