パタニー(読み)ぱたにー(その他表記)Pattani

デジタル大辞泉 「パタニー」の意味・読み・例文・類語

パタニー(Pattani)

タイ南部、マレー半島東岸の都市。パタニー県の県都タイランド湾に面し、古くから海上交通拠点として栄え、14世紀から19世紀初頭にかけて独立王朝のパタニー王国があった。イスラム教徒マレー人が多く居住。パッタニー。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「パタニー」の意味・わかりやすい解説

パタニー
ぱたにー
Pattani

タイ南部、パタニー県の県都。パッタニとも表記する。マレー半島東岸に位置しタイランド湾に面する。人口4万3690、同名の県の人口は59万5985(2000)。古くから沿岸交通の要地として栄えた。パタニー県はイスラム教徒のマレー人が多く、南接するマレーシアと同じ文化圏に属し、仏教徒のタイ人とは際だった相違がある。産業米作漁業のほかゴム、錫(すず)の生産も盛んである。

[友杉 孝]

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