20世紀西洋人名事典 「パトリックマンソン」の解説
パトリック マンソン
Patrick Manson
1844.10.3 - 1922.4.9
英国の寄生虫学者,熱帯病学者。
元・植民地局医学顧問。
アバディーン生まれ。
1866年台湾で税関医、1870年アモイで病院医となる。1883年香港で開業、医学校(後の香港大学)を創設。1890年帰国し、1892年海員病院協会医師、植民地局医学顧問。1899年ロンドン熱帯医学校を設立。中国滞在中、アモイの熱帯病の研究に従事。フィラリア症患者の血液中にミクロフィラリアを発見し、蚊の媒介である事を発見。他にマンソン裂頭条虫などの寄生虫についても研究、マラリア蚊による媒介説を主張、後にロスにより確認される。Mosuquito Mansonとも呼ばれ、熱帯医学の父となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報