パハールプル
Pahārpur
バングラデシュ西部,ラージシャーヒ県の小村。インド亜大陸で最大の規模の仏教僧院址がある。出土した粘土板の文字から,古名をソーマプラSomapuraといい,パーラ朝第2代王ダルマパーラ(在位770ころ-810ころ)の創建であることがわかった。1辺約300mの正方形の囲壁の内側に177の僧房が並び,内庭の中央に四方に階段のある十字形の精舎(基壇は109m×96m)があった。基壇にはめこまれていた2800点の素焼粘土板の浮彫は,仏教尊像,ヒンドゥー教神像,人物,動物などを表していて,パーラ朝美術の貴重な資料である。
執筆者:肥塚 隆
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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「パハールプル」の意味・わかりやすい解説
パハールプル
バングラデシュ西部,ラージシャーヒ県の小村。アジアで最大規模の仏教僧院ソーマプラ・マハービハーラの遺跡が残る。8−11世紀に栄えたパーラ朝の2代目の王ダルマパーラが創建。約300m四方の壁に囲まれた中に,177の僧房,内庭の中央に四方に階段のある十字形の寺院があったことがわかっている。基壇にはめこまれていた約2800点もの素焼き粘土板の浮彫はパーラ朝美術の貴重な資料。この遺跡は1985年,世界文化遺産に登録。
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