最新 地学事典 「パプア・オフィオライト」の解説
パプア・オフィオライト
Papuan ophiolite
パプア・ニューギニアの世界最大級のオフィオライト(420×50km)。白亜紀に形成。マントルかんらん岩が最も広い面積を占め,スピネルCr#85で単斜輝石を含まない高枯渇度ハルツバージャイトを主とする。集積岩は直方輝石型で,日本の幌加内とともにDH型オフィオライトの代表。玄武岩は分化しているがNiやCrに富み,海嶺や縁海の玄武岩に類似。層状岩脈群が発達せず,上部にはデイサイトが多く,ボニナイトを伴う。構造的下位に高圧変成岩を含む蛇紋岩メランジュが発達。これらの特徴は沈み込み帯上での形成を示唆する。参考文献:高橋正樹ほか(2012)火成作用, 共立
執筆者:石渡 明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

