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火成作用 かせいさようigneous activity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

火成作用
かせいさよう
igneous activity

地下深部におけるマグマの発生,マグマの上昇貫入噴出および固結など,マグマの一生にまつわる全過程をいう。火成作用は火山作用深成作用に大別される。火山作用は安定大陸地域,海洋地域,造山帯などの構造地質的条件に関連して起るマグマの噴出を中心とし,火山帯,大洋底地殻,火山および火山岩熱水鉱床,温泉などの研究対象となる。深成作用は造山帯という特定の構造地質的条件下での深成岩,混成岩,花崗岩化作用,変成岩の形成などに関連する作用で,大陸地殻の形成や大陸核の成長なども関連する。大陸では深成作用の一部が地表に達して火山作用となるが,大洋底では火山作用が主であるから,両者は相当性格の異なる2つの火成作用かもしれない。

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百科事典マイペディアの解説

火成作用【かせいさよう】

火成活動とも。マグマの活動のことで,火山作用と深成作用に分けられる。前者は大洋底や大陸にもあるが,現在の地球では島弧など。プレート境界を特徴づける。後者は造山帯深部で起こるマグマの活動や,花コウ岩などの深成岩やミグマタイト広域変成岩ができる作用の総称

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岩石学辞典の解説

火成作用

地球内部でのマグマの発達および上昇,貫入,噴出などの移動,さらにそれらに伴う諸現象の総称.

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世界大百科事典 第2版の解説

かせいさよう【火成作用 magmatism】

マグマの発生からその上昇,冷却・固結にいたる間に,マグマによってひきおこされる現象の総称。火成作用は火山作用volcanismと深成作用plutonismに大別される。地下のマグマや火山ガスが地表または地表近くに達してひきおこす現象が火山作用であり,地下のマグマが地殻中のいろいろの場所に貫入してひきおこす現象が深成作用である。火山作用によってできる岩石を火山岩,深成作用によってできる岩石を深成岩とよび,両者の中間的な産状(岩脈岩床,餅盤など)を示すものを半深成岩とよぶ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

火成作用
かせいさよう

マグマの貫入、噴出、固結およびそれらに伴っておこる地質学的、地球化学的ならびに地球物理学的現象を包括的にいうことば。火成活動ともいう。厳密に定義されたものではない。大洋中央海嶺(かいれい)やプレートの沈み込み帯では、玄武岩から流紋岩に至るいろいろな組成のマグマが貫入あるいは噴出し、海嶺では海嶺そのものを形成し、沈み込み帯では火山帯を生ずる。また地下には花崗(かこう)岩体が形成される。マグマの活動に伴って多様な鉱床ができ、さらに付近では地温勾配(こうばい)が著しく高まって、地熱地帯や温泉地帯を生成する。その結果、マグマの貫入あるいは噴出した周辺の岩石は、いろいろな変成作用や変質作用を受ける。[橋本光男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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