家庭医学館 「パラフィノーマ」の解説
ぱらふぃのーま【パラフィノーマ】
パラフィンに反応する細胞は組織球といわれ、炎症のときに局所に集まる細胞です。ですから、この病気は、皮膚を構成する細胞が増殖して生じる良性腫瘍(りょうせいしゅよう)とは異なります。
治療は、しこりの部分を切除します。自然に消えることはありません。
パラフィン注入後に、膠原病(こうげんびょう)のような症状が出た例(ヒトアジュバント病)も報告されています。パラフィノーマが疑われる場合は、皮膚科、または形成外科を受診しましょう。