20世紀西洋人名事典 「パルミーロトリアッティ」の解説
パルミーロ トリアッティ
Palmiro Togliatti
1893.3.26 - 1964.8.21
イタリアの政治家。
元・イタリア副首相。
ジェノバ生まれ。
別名パオロ・パルミ,エルコリ,アルフレド,M.コレンティ。
大学在学中社会党に入党し、1919年グラムシらと「新秩序」誌を発行する。’21年イタリア共産党を結成し、’22年イタリア共産党中央委員会委員に選出。’26年ECCI常任幹部会会員とコミンテルン組織局と書記局の局員となり、’36年スペイン闘争を現地で指導し、第二次大戦中はイタリアの反ファシズム運動を指導する。’44年ナポリに戻り、バドリオ内閣の無任所相、副首相を歴任し、’45年法相も務める。’48年右翼青年の襲撃を受けるが、一命をとりとめ、’56年党の第8回大会で構造改革論を打ち出す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報