20世紀西洋人名事典 の解説
パヴェル アレクサンドロフ
Pavel Sergeevich Aleksandrov
1896.5.7 - 1982
ソ連の数学者。
元・モスクワ数学会会長。
ノギノーク生まれ。
医師の子として生まれ、13才の時にロバチェフスキーの幾何を知って感激し、モスクワ大学入学の17才の時にカントルの「超限集合論」を読んでさらに感動し、19才の時ボレル集合の濃度の問題解決で数学界にデビューした。多くの知己を持ち、位相空間や、次元論などの基礎的研究をした。ソ連の科学者としては異例の外国旅行の自由を持ち、東西間の新しい知識の橋渡しの役目もした。5つのレーニン賞を受け、’42年に国家勲章を授与された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報