ヒメカツオブシムシ(読み)ひめかつおぶしむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒメカツオブシムシ」の意味・わかりやすい解説

ヒメカツオブシムシ
ひめかつおぶしむし / 姫鰹節虫
[学] Attagenus unicolor

昆虫綱甲虫目カツオブシムシ科に属する昆虫。ヨーロッパ、アジアに広く分布し、日本産は亜種とされる。体長3.5~4.5ミリメートル。黒色触角や脚(あし)は赤褐色背面は暗色毛を密生し、頭、前胸周縁、体下は淡黄色毛がある。毛織物毛皮生糸などを食害する有名な害虫で、幼虫は体が長く、赤い長毛をもち、とくに後端では後方へ列生する。成虫は6月に現れ、花にくることがあるが、毛織物などに産卵する。幼虫で越冬し、1~2年で1世代を経過する。

[中根猛彦]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「ヒメカツオブシムシ」の解説

ヒメカツオブシムシ

 [Attagenus unicolor].コウチュウ目カブトムシ亜目カツオブシムシ科に属する.コメ糠,削り節,干し魚,さらには絹などを食害する昆虫で,体長3.5〜4.5mm.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒメカツオブシムシ」の意味・わかりやすい解説

ヒメカツオブシムシ

「カツオブシムシ」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む