ヒメハマキガ

改訂新版 世界大百科事典 「ヒメハマキガ」の意味・わかりやすい解説

ヒメハマキガ (姫葉捲蛾)

鱗翅目ハマキガ科ヒメハマキガ亜科Olethreutinaeの昆虫の総称。この科に属するガは,だいたい翅の開張1~2cmの小型種で,翅は細長く,前翅頂はとがる。幼虫は樹木や草の葉を巻いて中から食べる種類が多い。熱帯から亜熱帯に種数が多く,世界に約4500種,日本では550種あまり知られている。5亜科に分けられるが,もっとも大きなのがヒメハマキガ亜科で,日本産ハマキガの約70%がこの亜科に属する。成虫は大部分が夜行性で,よく灯火に飛来する。幼虫は葉を巻くものもあるが,木の幹に潜ったり,新梢(しんしよう)内に食入したり,果実の中で食害したり,茎の中に入って虫こぶをつくるなど,その生活様式は多様である。重要な害虫の一部をあげると次のとおりである。ナシヒメシンクイ(ナシ,リンゴ,モモなどの果実),クリミガ(クリの実),アズキサヤムシガ(ダイズ,アズキなどマメ科),マツズアカシンムシとマツツマアカシンムシ(マツの新梢)。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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