ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒリュウシダ」の意味・わかりやすい解説 ヒリュウシダ(飛流羊歯)ヒリュウシダBlechnum orientale シシガシラ科の常緑性の大型シダ植物。屋久島以南の琉球列島,台湾のほか,アジア,オセアニアの熱帯に広く分布する。根茎は太く,鱗片を密生し,直立または斜上する。葉は叢生し,大型で長さ 2mに達する1回羽状複葉で,硬い紙質。葉柄の基部に線形,褐色の鱗片が密生する。羽片は細長く幅1~1.5cm,長さ 15~25cm。下部の羽片は小さく,丸く縮小してまばらにつき,上部では中軸に沿着する。胞子嚢群は細く,中肋に密接して両側に1列ずつつく。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by